Go With the Float.

今日は青山に行ってきました。知人(以下Kさんとする)が先日まで入院していて、その退院パーティーをやるというので、手土産にカステラ(1800円)を持参し、5000円という今の私の10日分の食費に当たる会費を払って参加してきました。

まぁ退院パーティーという名を借りた合コンみたいなノリの集まりで、おいしそうなOLさんや、とっても艶っぽいおねいさんや、アニメ声の女子大生などと、その他大勢の男性陣(どうでもいい)がオシャレなダイニング・バーに集っていました。

DJと名乗る人(怪しい)がテクノミュージックが沢山入ったお好みMDを大音量で流し、各テーブルごとに散らばった男女が、顔を寄せ合って話しています(聞こえないから)。テーブルに酒と料理を運ぶ店員はワンピースに出てくるサンジみたいなギャルソン君です。さすが青山と言ったところでしょうか。

私以外の出席者の多くは今日の主役であるKさんの大学時代のお仲間のようで、私にとってそこはまさしく、噂に聞く「サークルの飲み会」でした。こういう雰囲気はドラマでしか見たことがありません。そのドラマというのも「東京ラブストーリー」だったりするので、あまりアテにはならないのですが。

私は学力と親の経済力が両方ともなかったので、大学には行っておりません。その上田舎者なので、こういう空気の飲み会はまったく初めて。きれいどころ相手に小粋なトークかまし、TEL番、いやせめてメアドぐらいはゲッツ!したいところでしたが、それよりもこの珍妙な空間を観察・ウォッチする方に気を取られてしまいました。

アニ声の女子大生タンは、一応この日の司会ということらしく、最初と締めの2回、Kさんが挨拶する前に二言三言喋った他は、各テーブルを回って鼻の下がのびきっ太君たちにお酒を注いでいました。サイケなアオザイ(ベトナムの民族衣装)みたいな服を着ていて、席に座ったときは太ももが見えていました。ギャラでももらってるのかなぁ?なんてことを考えながら横目でその太ももを凝視していたのは言うまでもありません。

Kさんの細やかな気遣いのお陰で各テーブルは盛り上がっていました。酒豪の方は飲み放題をいいことに、ピッチャーでぐいぐいビールを煽っています。女子の皆さんはサークルごと、学部ごとなどの仲良しグループを形成し、お互いの近況報告とこの日来ていない人たちの噂話に夢中です。最近話題になることも増えてきたアルハラ(アルコール・ハラスメント)もそこら中で散見され、端っこの方で膝を抱えて座り始める人も出てきました。

なぜか隣の席に割って入ってきた中川家の兄ちゃん風の青年が、私にタメ口で話しかけてきます。昔ならばこのガキと思うところですが、今はもういい大人なので適当に(敬語で)受け流してやれる心の余裕みたいなものもあります。もう片方の隣は自称DJ氏が座り、この日の選曲について、熱く語ってくれています。

宴は2時間ほどで終わり、有志の方が二次会に向かうのを横目に、Kさんに挨拶して私は渋谷駅に向かって歩き始めました。

なんだか、とっても疲れました。

やはり慣れないことはするべきではありませんね。引きこもりは引きこもりらしく、家で2ちゃんねるでもやっていた方が良かったのかもしれません(@w荒